
野菜、肉などをみじん切りにして味わう「キーマカレー」。本場インドでは山羊肉を使ったものが主流ですが、今回は豚挽き肉を使い、合わせて、北海道・けんぶち産レンズ豆を用意してつくってみました。
◎レンズ豆のキーマカレー(4〜5人分)の材料
豚挽き肉(450g) |
玉ねぎ(2個半) |
にんじん(50g) |
しょうが(20g) |
トマト(2個) |
カレールウ(110g) |
レンズ豆のバター炒め(100g)[A]参照 |
バター(適量) |
酒(適量) |
[A]レンズ豆のバター炒めの材料と作り方
レンズ豆(100g) しょうゆ(大さじ1) バター(適量)
- レンズ豆を水に3時間つける。
- 1.のレンズ豆をザルにとり、軽く洗い鍋に入れ水を200cc入れる。
- 強火にし、沸騰したら弱火で煮る。(20分ほど)
- レンズ豆が好みの固さになったら、フライパンでバターを溶かし、水を切ったレンズ豆を入れる。
- 豆全体にバターがいきわたったらしょうゆを大さじ1入れ軽くまぜ火を止める。
◎レンズ豆のキーマカレー(4〜5人分)の作り方
- しょうが、玉ねぎ、にんじんを3〜5mmのみじん切りにする。
- フライパンを中火にかけ、バターをいれ泡だったらしょうがと玉ねぎを入れ、色づきじ始めたらにんじんを入れ炒める。
- にんじんがやわらかくなったら、しょうがと玉ねぎとにんじんをフライパンから取り出す。
- フライパンを火にかけ、バターを溶かし、豚挽き肉を入れ、酒をかけ炒める。
- 挽き肉に火が通ったら、しょうがと玉ねぎとにんじん1㎝角に切ったトマトを入れる。(トマトの皮が気になるなら湯剥きしてから角切りにする。)
- トマトが溶けるまで煮て、火を止める。
- きざんだカレールウを入れ、中火にし、カレールウを溶かす。
- レンズ豆のバター炒め[A]を加えひと煮立ちさせる。
10月22日、札幌全日空ホテルで「豊かな食生活は豆料理から」と題したトークショーが開かれ、大勢の方々でにぎわいました。

加藤淳氏(道立総合研究機構中央農業試験場・研究参事)

北海道放送ラジオパーソナリの山根あゆみさんとの対談も
ホクレン農業協同組合連合会と北海道豆類価格安定基金協会の共催。第1部は、道立総合研究機構中央農業試験場・研究参事の加藤淳氏による講演。機能性食品としての豆の素晴らしさを、パワーポイントを使いながら、わかりやすく解説。聴衆は資料を片手に時々うなづきながら、清聴していました。そのあと、北海道放送ラジオパーソナリの山根あゆみさんとの対談で、健康づくりに「豆」がいかに良いかについて、時折ユーモアを交えながら、楽しく語りあい、満場の拍手を浴びていました。
第2部は、2階「パルテール」に会場を移動し、レストラン料理長植西重明さん制作の豆料理の試食会を開催。
大正金時豆と大豆のクリームスープ、野付産の秋鮭と大福豆のマリネ道産豆と色どり豊かな秋野菜のキッシュ、サンマに大豆のジュレをあしらったものや、スパニッシュ・オムレッツなどに参加者は舌つづみを打ちました。デザートは黒大豆のオペラ、ドリンクは黒豆のお茶と豆づくしのメニューで、参加者は豆のおいしさと魅力を再認識した夕べとなりました。


試食会風景
大正金時豆と大豆のクリームスープ、野付産の秋鮭と大福豆のマリネ道産豆と色どり豊かな秋野菜のキッシュなど豊富なメニューが並んだ

監修: ホクレン・東海林明子氏(料理研究家)
「豆」をいただいたけれど、「豆」を買ってきたけれど、いざ豆料理をはじめてみると、上手くいかなかったりしてあきらめてしまったり…そんなこんなで、意外と豆料理を敬遠される方が多いようです。豆は中国では3000年前から、アメリカでは7000年前から食されていた-とても栄養の優れた食物。それなのに豆料理を敬遠するなんて、とってももったいないことですね。そこで、豆料理ビギナーの方のために、または、いまさら聞けない…などの声に応えて「はじめて豆を煮る」をテーマにいくつか見本を紹介します。乾燥豆3種[小豆][大豆][金時豆]の下ごしらえをはじめ、これらの豆を煮る様子を映像や写真などでご覧ください。








▲PDF(5ページ・1.6MB)
「豆の日(10月13日)」制定の協賛行事として、その10日後の23日(土曜日)に料理研究家、東海林明子さんを招いて、【北海道・豆トークショー】を開催しました。
この日は、トークショー、そして、試食会での2部構成で展開。
東海林明子さんは、豆の豊富な栄養、調理の際の水に浸ける時間の話、保存手法、現代の人が作りやすいレシピなどをわかり易く紹介していただきました。
試食会では、ホテルニューオータニ札幌の洋食料理長の舘野一博さんが試食会に先立ち挨拶。その後、広いテーブルに並ばれた料理は瞬く間に大勢の来場者の皿に盛られ「おいしい」「豆って、こんなに料理の方法があったのかしら」と、思いおもいの感想で溢れていました。
(さらに…)