豆をきれいに水洗いしましょう。
金時豆もすぐに、煮る段階へは進みません。大豆同様、豆の3倍くらいの水で一晩(8時間)、または、ぬるま湯に4時間くらい浸けておきます。
ポイント
- 朝食用なら、前日の夜から水に浸けておき、夕食用ならその日の朝早くから水に浸けておく―というように、普段から下ごしらえの時間感覚をとらえておきましょう。
- 水に浸けておく時間は、夏場なら通常の半分以下の時間でかまいませんし、冷蔵庫に入れて置くのもよいでしょう。
- 水に浸けておく作業を「戻す」という言葉で表現したりします。こうした手間は、ふっくらした豆を食べるための昔からの知恵なのです。
- 新豆は、水分が多いので早く煮上がり、古くなると乾燥が進むことによって煮るのに時間がかかります。
浸け水のまま金時豆を圧力鍋に入れます。
圧力鍋のふたがロックしていることを確認します。
強火で煮ます。
1分〜2分ほどで沸騰し、安全装置が上がりますので、弱火にして1分ほど煮て火をとめます。
安全装置が落ちるまで、そのまま待ちます(約15分)。
ふたをあけて、お好みの調理を始めましょう。
※お手持ちの圧力鍋の使用説明書に基づいてお使いください。
※省エネ、節約に適している圧力鍋ですが、注意する点がいくつかあります。
●調理する豆の量は、「圧力鍋容器の半分以下」にしましょう。
●蒸気が抜ける穴から、蒸気が通常通り出ているか、豆の皮がやぶれて詰まったりしていないかなどに気をつけましょう。
※お手持ちの圧力鍋のことをよく知ることが、料理上手への近道です。
いろいろな豆料理をお楽しみください。
冷凍して保存しておくととっても便利!
監修: ホクレン・東海林明子氏(料理研究家)