小豆は軽く水洗いし、鍋に入れて豆の3倍くらいの水を入れ、強火で煮始める。
豆をきれいに水洗いしましょう。
小豆は、水に浸けておく手間がないのでさっそく煮る段階へ進みます。
ポイント
- 朝食用なら、前日の夜から水に浸けておき、夕食用ならその日の朝早くから水に浸けておく―というように、普段から下ごしらえの時間感覚をとらえておきましょう。
- 水に浸けておく時間は、夏場なら通常の半分以下の時間でかまいませんし、冷蔵庫に入れて置くのもよいでしょう。
- 水に浸けておく作業を「戻す」という言葉で表現したりします。こうした手間は、ふっくらした豆を食べるための昔からの知恵なのです。
- 新豆は、水分が多いので早く煮上がり、古くなると乾燥が進むことによって煮るのに時間がかかります。
※熱湯で煮はじめるほうが豆の煮えむらが少なくなるので、おすすめです。
強火で沸騰
沸騰してきたら、ザルにあけ一度煮汁を捨ててアク抜きをします。
※これを「ゆでこぼし」といいます。
もう一度鍋に入れて最初と同じくらいの水を入れ、強火で沸騰したら火を中〜弱火にして煮ます。
途中、上にアクが出てきたら除き、小豆が煮汁の表面から出ないように時々水を足し、1時間10分〜1時間30分くらいまで、好みの硬さになるまで火を通す。
※豆が煮汁の表面から出ると、豆が硬く煮あがるからです。
※火加減は、鍋のふちの煮汁が煮立つくらい(約90℃)のイメージで煮ましょう。
※豆どうしがぶつかって割れてしまうことを防ぐための方法として、落としぶたをすると、きれいに仕上がります。
※「アク」を効率よく取るコツは、沸騰させて水面の真ん中にアクが集まったところをサッとおたまで取り出すという方法です。
いろいろな豆料理をお楽しみください。
冷凍して保存しておくととっても便利!
監修: ホクレン・東海林明子氏(料理研究家)