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枝にたわわに垂れ下がるさくらんぼの実・仁木町近藤農園を訪ねて

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【仁木町・近藤農園】
仁木町の北町に「さくらんぼ農園」を持つ近藤 丘(たかし)さん(58)を訪ねてみました。 そこは、30アールほどのさくらんぼ農園。園内の品種配分としては、3分の1が、佐藤錦。3分の1が南陽。その他は、紅秀峰、大将錦、サミット、水門、月山錦を育てています。
25年前、仁木町役場職員時代から、父親が手掛けていた「さくらんぼ栽培」を手伝うようになった近藤さん。
昨年、仁木町役場の職を退き、農園一本に清を出すようになり、母親と妻の3人でさくらんぼ栽培に取組んでいます。


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【デリケートな果実 さくらんぼ】
さくらんぼは、風に揺れてぶつかるだけで痛んでしまうデリケートな果実ですから、雨に濡れて裂けたりしないよう、また、虫や鳥の害を防ぐ配慮も必要なのです。雨よけ強風よけのため、ハウスを張って育て繊細な気くばりを有します。


【さくらんぼ狩りのエチケット】
枝から、さくらんぼを採るときは、実を持ち、垂れ下がっている茎の向きと逆方向に向けてやさしくもいでください。無理にもぐと、翌年その枝に実がならなくなるのです。

【交配樹の話】
南陽がなっていた木に接ぎ木して成らせた黄色いさくらんぼ―「月山錦」。接ぎ木の部分はやさしい素材のメデルテープを使って、丁寧に作業しています。

【隣り合う異品種が互いの稔りを応援】
色濃い赤い色の「サミット」。ここでは、隣り合う品種「南陽」の実の成りを応援する役割も果たしています。「このサミットは、カナダ産で今人気があります」と近藤さん。

【さくらんぼの旬/食べごろ】
佐藤錦:6月下旬〜7月中旬
水門:7月上旬〜7月中旬
サミット:7月8日〜12日
月山錦:7月中旬(5日間くらい)
南陽:7月中旬(5日間くらい)
紅秀峰:7月10日〜20日

【サイズの目安〜のお話】
●さくらんぼハウスのすぐそばで選果を行なっていました。サイズシートを操り、Lサイズ、2Lサイズなどの「佐藤錦」を選果していました。
選果が終わると、綺麗に三段に積み重ねて入れれば、さくらんぼパックの出来上がり。
“ルビーの果実”と言われる由縁が目の前で実感出来ます。
●パッケージで目にするLや2Lなどの大きさ。実は、意外と分かり易い目安があります。
2Lを例にすると、ポケットの中から百円玉と照らし合わせて「このくらいだな」と感じたら、それが「2Lサイズ」-というように、おおよその把握が出来るのです。
ちなみに―
Mサイズは、1円玉玉サイズ(直径19mmくらい)
Lサイズは、50円玉サイズ(直径22mmくらい)
2Lサイズは、百円玉サイズ(直径25mmくらい)
3Lサイズは、5百円玉サイズ(直径28mmくらい)

【栄養のお話】
栄養/栄養は 主にブドウ糖などの糖質です。
カリウム、鉄、リンなどのミネラルのほか、カロチン、ビタミンB1、B2、ビタミンCも 少しずつ含んでいます。
酸味は、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸などの有機酸。
効能/ミネラルやビタミンの量は多くありませんが、バランスよく含まれており、疲労回復、食欲増進、血行促進、美肌、疲れ目に効くとされています。
カリウムには、高血圧予防や利尿作用も期待されます。

【当日のトピック/仁木町さくらんぼフェスティバルの人気にビックリ!】
私たちが取材をしていた日の7月5日は、「仁木町さくらんぼフェスティバル」が開催されていました。
会場となった「フルーツパークにき」には、朝9時半頃にはすでに駐車場は満車状態。
人で溢れかえり、かなりの混雑。来年、同さくらんぼフェスティバルに行こうと思っている皆さんは、かなり早くからの駐車場確保が必至のようです。

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