道産新品種を食する会
2月20日、札幌市のウエルシティ札幌(厚生年金会館)で「道産新品種」の試食会が催されました。米、小麦、蕎麦、野菜、豆類、酒、酢まで、北海道内試験場、メーカーで育成、開発された試食会で、参加者はおよそ120名。高橋はるみ知事の乾杯の音頭で、会は始まりました。
出品されたもののなかから、いくつかを紹介します。
【米】上育453号
コシヒカリ」や道産米2種と食べ比べましたが、お世辞抜きで、日本最高の品種と遜色ない味わいでした。最近、話題の「おぼろづき」「ふっくりんこ」をうわまわっているように思いました。また、もち米では、従来品種より固くなる時間が早い「しろくまもち」も、おはぎ、豆もちとして登場していました。どちらも、本格デビューが楽しみです。
【小麦】きたほなみ
これは、のどごしの良いうどんで、大盛況でした。
【小麦】はるきらり
このフランスパンはしっとりしてうまいです。普及するかどうかは、価格をどうしていくかですね。
【蕎麦】きたましゅう
クレープではなく、盛り蕎麦にして食べたいと思いました。北海道はなんといっても最高級の蕎麦産地ですからね。
【豆】ゆきぴりか
表皮がやわらかく、口あたりがすばらしかった。ミネストローネに使われたタマネギ「早次郎」も歯ざわりがよく、食味の良さがよくわかりました。
【野菜】きたむかい
このジャガイモは「男爵」に似ています。食感がやさしくポテトサラダ向きですね。
【醸造酢】「道de酢」
ニセコ産「彗星」を使った醸造酢ですが、アラニンの含有量が多く、酢としての酸味を和らげることに成功していました。
このほかに、粒の大きさが通常の倍の大豆「タマフクラ」。虫ノ害ニ強いバレイショ「はるか」など、興味深いものが満載でした。各農業試験場の貴重な成果品の会でした。