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北の農業トピックス

まずはチャレンジ!

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近所には毎年おいしそうなトマトや茄子が実をつける庭があり、年中カラフルな花が咲く庭がある。我が家もそんな庭造りに挑戦したい。そんな方のお手伝いになればと担当者が入門書片手に学習します。

土つくりを予習
各地で雪解けも進み、日当たりの良い農園などは既に準備作業に入っているところもありますが、担当者宅の庭はあまり日当たりが良くないため未だに雪の塊が残っています。(まずはこれを片付けねば)そこでまずは土作りを学習することにします。菜園にしても庭にしても「肝心なのは良い土つくりから、まずは環境を知ること」と有り、ほとんどの植物に適した環境はph(ペーハー)6~7の土壌との事です。でもph(ペーハー)って?早速調べてみました。

ph(ペーハー)を知ろう
ph(ペーハー)ってずいぶん昔に聞いたことが、そうリトマス試験紙を使って実験したアルカリ性や酸性などの状態を示す数値。良い土を作るためには重要なチェック項目。

ここでph(ペーハー)についておさらいを。
ph(ペーハー)は物質に含まれる水素イオンの量を示す数値で、数値の幅はph4~8.4位。数値が大きいとアルカリ性、小さいと酸性、ph7前後が中性となります。多くの花や野菜は6~7の中性の状態を好むので、まずは土壌のチェックを。

土壌のチェック
まずはph試験紙を用意(ホームセンターなどで入手可能)して、畑や庭の土を採取します。
※ph酸度測定用の試薬(写真)も有ります。(ホームセンターなどで入手可能)作付けする範囲の四隅や縁などを深さ10~15cm位掘って、ティースプーン2杯ほど(10g位)の土を採取します。その土に2倍~2.5倍位の量のぬるま湯を加えてよくかき混ぜ、しばらく置きます。
※10g採取した場合、水の量は20cc~25cc程になります。土が沈殿して上積みができたらph試験紙をつけて、色の変化を調べます。このとき、標準色と比べて酸性寄りになった場合は消石灰などで土壌を中和します。
以上、今回は土壌のチェックについて調べてみました。次回は、土壌の改良について調べてみます。

参考サイトのご紹介/農業月刊誌農家の友
家庭菜園に挑戦してみたい方には、社団法人北海道農業改良普及協会「農家の友」のサイトがお勧めです。サイト内には、農業技術や農業生活、家庭菜園などについて詳しく解説されているので是非参考にしてください。

◎社団法人北海道農業改良普及協会について―社団法人北海道農業改良普及協会は、[豊かで幸せな農業・農村生活を創造するために日々努力を積み重ねている農業者]と手を合わせて未来を築く支援に取り組んでいます。昭和23年に「農業改良助長法」が制定されてから食糧増産技術員が全道に配置されて普及事業が始まり、翌年にはさらに専門技術員も配置されるなど、その歩みは60余年になります。

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